酵母

酵母

センター試験などでよく出るパターンであるが、酵母は真核生物である。分裂によって増えるものと、出芽によって増えるものがいる。

呼吸とアルコール発酵

酵母は好気性条件下では呼吸を行い、嫌気性条件下ではアルコール発酵を行う。

酵母は真核生物であり、ミトコンドリアを持っている。その為、他の真核生物のように呼吸ができる。しかし、嫌気性条件下では呼吸ではなくアルコール発酵を行う。

理由

  1. 嫌気性条件下では酸素がないので呼吸ができず、アルコール発酵に頼るが、好気性条件下では呼吸によってATPを獲得した方が効率が良い為、ミトコンドリアの数を増やして呼吸を促進する。
  2. また、ATPはアルコール発酵の経路を阻害する。ATPが増加したときにアルコール発酵の経路を阻害することで、グルコースを無駄に消費することを防ぐ。これをパスツール効果と呼ぶ。

モデル生物として

モデル生物としての利点。

  1. 増殖が早い
  2. 病原性がない
  3. 一倍体と二倍体が安定であり、一倍体は容易に接合して二倍体になる。
  4. アルコール発酵でも生きられることから、ミトコンドリアは生存に必須というわけではない為、ミトコンドリアに変異の導入が容易である。よってミトコンドリアの実験に用いられることも多い