競争的阻害・非競争的阻害

競争的阻害

酵素の活性部位と結合し、基質が結合しずらくすることで酵素の機能を低下させる物質。

競争的阻害 図解

基質と構造が似ている物質は酵素の活性部位と結合してしまうので、基質は酵素と結合できなくなる。

グラフ

競争的阻害 グラフ

基質の濃度が高くなるにつれて反応速度が高くなっていくのがわかる。これを利用して競争的阻害が起こっていることを確認する。

見分け方

基質の濃度を大きくすると反応速度が回復する」ということが確認できたなら競争的阻害。

競争的阻害 確認法

競争的阻害かどうかを確認するためには基質の濃度を高めれば良い。競争的阻害剤が基質より十分少なくなれば、酵素は基質と結合しやすくなる。その結果、反応速度が再び上昇する。

最大速度は変化しない

センターなどで問われるだけでなく、ミカエリス・メンテンの式を題材にした応用的なグラフの判別などが楽になる重要な性質。

非競争的阻害

酵素のアロステリック部位と結合して酵素の機能を低下させる物質。

競争的阻害 解説 図解

アロステリック部位に非競争阻害剤が結合すると、立体構造が変化して基質と結合しずらくなる。その結果、酵素の反応速度が低下する。

アロステリック部位

アロステリック部位 解説 図

活性部位以外の結合部位のこと。ここに非競争阻害剤が結合すると酵素の活性部位が変化する。

グラフ

基質の濃度を高めても最大の反応速度はもとより小さいことがわかる。

見分け方

競争的阻害でなければ、非競争的阻害という発想。つまり、「基質の濃度を大きくしても反応速度が回復しない」ということが確認できたなら非競争的阻害。

最大速度が変化する

競争的阻害と違って最大速度は変化する。競争的阻害のグラフとしっかり区別して覚えるように。

コメント

  1. かすみ より:

    非競争的阻害のグラフで、おそらく阻害剤ありとなしのグラフが逆だと思うのですが、違いますか…?思い違いだったらすいません…